名香智子作 「パートナー」のファンページ

1980年秋から連載されたマンガである。初出から20年を経ても色褪せないマンガだと思います。読み出すと感じる独特の雰囲気がなんとも言えずお 洒落な気持になれます。生活感が全然ありません。なによりも主役級の人物の性格が単純明快です。また途中からどんどん新キャラ登場といった漫画ではなく落 ち着いています。
名香漫画にしては登場人物が総じて大人しいですが よく考えてみると皆浮世離れしたキャラです。

幸い 1999年末〜2000年春 で 文庫版全8巻が発売(各巻660円)されていて現時点で書店に注文すれば全巻入手できます。ネットオークションやブックオフ等でも入手可能でしょう。新刊で購入ならオンライン書店でどうぞ。
当ページは一ファンが主観を中心に作品への想いを詰めたモノであり作品の著者、出版社等と一切関係なく個人の趣味で開設するモノです。


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概要内容の詳説




登場人物

名前解説
主役 宝珠 茉莉花
1月28日生まれ?
母親は 高子さん。 旧姓:津島 (津島高子の10代での駆け落ちの相手が 芥川鉄朗だったりする。3年間暮らした)
父親は 英麻呂さん。鉄郎と判れた高子さんにプロポーズ。
ディスコでフランツと会い一目惚れの初恋。その後フランツと再会して初恋は報われる。しかし最後は砌と所帯を持つ。
鹿の子系キャラ。

「その後熱帯性シンドローム」他に出張???
そーいえば小夜子はふんわり狩人に出張???1:127-129
準主役 神 砌 ディスコで茉莉花と出会う。競技ダンスのペアを組む。祖母が他界し天外孤独かと思われたが実は父親が宝珠と縁続きの遠藤真一郎とわかる。
茉莉花とのペアは品の良い美男美女ペアでオリエンタルムード満点。
上総介系キャラか? シニューニ系か?
果ては 宗方 仁 系?(第一巻の頃はそんな感じが強い))


形態 特徴 入手性
フラコミ 全17巻 原典。雑誌連載時のヒキがそのまま体験できる。 贅沢言わなければ容易。安くて綺麗なのは滅多にない。カバーの退色が目立つ バラで@100円〜250円 揃いで4000円前後位
ワイド版 全8巻 画面の大きさが迫力倍増。カラー口絵アリ。巻末にイラストも。 あまり揃わない。綺麗な物は少ない。 バラで@100円〜450円位
 文庫 全8巻 カバーが綺麗。本編の編集はワイド版と同じ。巻末に解説が新規書下ろし。 容易。 バラで@100円〜450円位
新本@660円


年表
FC Wide/文庫 エピソード
1-188/1 茉莉花 ディスコでフランツと出会う。17才。神砌との出会い、ダンス開始。父英麻呂と練習する茉莉花。ノービス級棄権。砌のパートナーの座を小川鈴音に取られる。
2 189/1-375/1 茉 莉花 18才の誕生日 28日。その日D級戦。志文がリーダー。志文の欠陥が明らかに。棄権。志文外国へ。それから二週間で3月3日アリス女学院高等部卒業ラテンで砌&茉莉花ペ ア誕生。世界選手権・全日本オープン(同日開催)に出場。砌・茉莉花全日本オープン3位。そこで茉莉花フランツと再会。フランツ、シンシア結婚一週間。
376/1-169/2 世界選手権のセレモニーで踊る 砌・茉莉花。ジェニファー・コール登場。リーダーはチャールズ・チャップマン。現チャンピオン。フォックストロットで赤目・千香子組が1位。ジェニファー完全優勝を逃す。芥川に引導を渡された千香子、深酒し砌を誘惑。翌日 砌がシラフの千香子に迫る。鈴音 砌と千香子の関係を知って国外へ。茉莉花・砌 モダンでもペア。砌の祖母鬼籍へ。砌・千香子と同棲開始。赤目交通事故。ダンサー生命絶たれる。芥川 茉莉花とディープなキス。
チョコレートのCFに出る 茉莉花と砌。
170/2-355/2 チョコレートのCF第二弾の撮影に英国へ
茉莉花 フランツと再会。
茉莉花 乗馬で手に怪我。
砌 茉莉花 そのままダンス留学スタート。
砌 茉莉花にシャンプー。
ダンスの先生の練習会で 砌・茉莉花 フレイア&オーディン・ビョルンソン
茉莉花19才目前。
356/2-149/3 茉莉花 19才の誕生日
世界オープン戦出場。ラテン総合6位。着替え後迷ってモダン部門ワルツを棄権。
砌 ジェニファーと熱いキス。茉莉花目撃。
茉莉花 ヒステリー。家出。
千香子 砌の部屋に滞在。
茉莉花 オーディン 同衾。砌 目撃。
砌 茉莉花にキス。茉莉花「やってみなさいよ。わたしは拒まないから」と叫ぶ。
150/3-335/3 千香子 「万一飛行機が落ちたら砌と寝てやって」と言い残して日本へ。
茉莉花・砌ペア 危機。志文の話を効いて砌復活。
ライジングスター ラテン完全優勝。
336/3-135/4 ライジングスター モダン優勝

5月のブラックプール
砌・茉莉花 ラテン総合五位。

王子様かオオカミか
136/4-281/4 夜 砌 千香子別れ話。砌自殺未遂。オーディンが発見。
プロモダン部門 決勝に残れず。
282/4-82/5 パーティで 茉莉花 不自然に転ぶ(作画への皮肉)
物語の流れに余り関係のないキャラ エリザベス登場
砌とフレイア 進展
10 83/5-266/5 夏...
茉莉花 オーディンと戯れる。SEXへ行きそうな流れだったが オーディンが他の女と練習したと聞いて 茉莉花 切れる。
フランツ、シンシアとの離婚話 暗礁に。フランツ アフリカ行きを決心。
ヘンリー卿の企みによりフランツ茉莉花と2人きりで小屋の中
茉莉花 フランツにより破瓜される。
11 267/5-64/6 その翌日「あさってヒースロー空港」
当日茉莉花飛行場に。そのまま3日フランツとしけ込む。
砌と合流もフランツのホテルに泊る茉莉花。砌 茉莉花との約一年の生活を想い
感傷に浸る。
夏 砌、茉莉花 帰国 砌の父親が英麻呂の調査で判る。宝珠家と縁続き。
12 65/6-250/6 凡そ一月遅れてフランツ来日。マンション用意している。茉莉花と同棲開始。
日本選手権大会
13 251/6-48/7 砌モダンが弱い。フランツ、赤目により徹底分析、チェック!合い言葉は「軽やかな優美さ」
フランツ5日間関西へ出張。茉莉花実家へ一時戻る。英麻呂 茉莉花にペンダントを買い与える。外国で金に困ったら売るように...と。
(安めに見積もっても十分日本への飛行機代に足りるとは幾らか)
ドイツ選手権大会
モダンに絞って参戦。も フォクストロットで茉莉花スカートの裾を踏んで転ぶ。
14 49/7-235/7 それでもタンゴ、ウインナワルツ、ワルツ、クイックステップと一位で優勝を得る。
その時 イタリア ヴィラ・デステで フランツ シンシアを半ば強姦する。シンシアご懐妊。その日の夜? フランツ茉莉花と再会。
クリスマスと新年をフランツの家(実家)で過ごす
茉莉花とフランツ、フランツの過去の女性に関する話をするが「わたしと別れてもまたシンシアさんのところに戻れるのね」と茉莉花のたまう。(予言や)『フ ランツを信じてついてきたバカなわたしはだあれも知らない心細い外国の雪の中に置き去りにされるんだわ』とも想像する。(うーん予知能力者か)
年が明けて フランツ母がフランツに言う「わたしが茉莉花ならあなたの愛情を信じたりはしませんね」そして結婚まで2年間待つように言う。
ロンドンでフレイア、砌に迫り破瓜される。
年明け。
ジェニファーとチャーリー結婚、高子 鉄朗と再会。砌、フランツ、茉莉花の実家へ。
15 236/7-26/8 茉莉花 熱だして寝込む。
そのさなか茉莉花 20才の誕生日。フランツ中国語の歌歌う。茉莉花の歌。
その夜 砌 ヨーロッパへ立つ。フレイアの元へ。
シンシア離婚に同意。
オペラ座舞踏会の為にヨーロッパへ。
砌 茉莉花にパートナー解消を告げる
16 27/8-213/8 舞踏会
翌日 砌と別れるスキーに行く茉莉花。
スキー初日 オーディンと茉莉花 すれ違う。
翌日 フランツとシンシアの電話をオーディン偶然に聞く
更に翌日 茉莉花、オーディン ゴンドラで会話。
夜 衝撃の事実が。オーディンがフランツに説明せざるを得なく追い込む。
17 214/8- で 結果として茉莉花 フランツを突き落とす。
雪の中で そのまま死ぬかと考えた時 ダンスへの未練、砌への未練が茉莉花を襲う。
神を呼ぶ声に応えたのは オーディンだった。生還して茉莉花 フランツと別れる決心。
翌日 シンシアを病院に呼ぶ。茉莉花vsシンシア 最初で最後の直接対決。
ネックレスを金に替えて(実はオーディンの立て替え)ホテル代を清算。日本に帰る茉莉花。
茉莉花が去って目覚めるフランツ。全てを理解する。
移動で一日。
日本に戻り10日。
更に何日か過ぎる?
見合い。砌と再会。砌の部屋でSEX。結婚を決意する二人。
後日談:フレイアとヘンリー卿の結婚
昔話:高子(茉莉花の母)と芥川とのラブストーリー&宝珠氏との結婚


説明の詳説

重箱の隅編
言葉の誤用、写植の誤植等
「役不足」を誤用 本来「力不足」と言うべきところで「役不足」を用いてる。
「汚名挽回」もっとも言っているのが小夜子であるから キツ〜ィ皮肉を込めてとも取れる。 正しくは 「汚名返上」 もしくは 「名誉挽回」である。3:111
ネックレスは幾らか?
指の先程の大きさのヘッド フランツ「やすく見つもっても日本に帰る費用に十分」 オーディンは7700シリング 茉莉花に渡した。茉莉花「思ったよりも高かった」
疑惑が無いところをみると7700シリングは買い値よりも十分低く半値よりも高い ラインに入っているのだろう。恐らくオーディンは買取り商に持ち込み値を確かめて 自分の預金を下したのだろう。 ところで7700シリングって? 1ポンド20シリングなら380ポンド位? 1ポンド60円とするなら20000円位か... オーストラリア?
設定の不合理
茉莉花が手を怪我して髪も洗えないというエピソードがあったが 片手怪我していて使えなくてもシャワーさえあればシャンプーは出来る。 むしろ怪我していない方の腕がどうにも洗えない。 身体が柔らかければ股で洗う?
ドイツ大会での会場の得点表表示機がカタカナ表示
疑問点
フランツは何故茉莉花を追いかけて日本へ行かなかったか? もはや茉莉花と結婚する事はできない自分の気持ちに気が付いたから?
好きなシーン
茉莉花がフランツの家で フランツと左回りのワルツを踊るシーン
茉莉花がシンシアの家で ジャスミン責めに喜ぶシーン
小夜子が赤目と砌の前で泣くシーン(ショジョマンガ解説)
イチャモン
砌は 遠藤家に対して恨みはないのか? 母の敵ぃ〜。財産を根こそぎ奪えるぜぃ。
神 砌 と 宝珠 茉莉花との結婚式。なかなか凄いよね 媒酌人が 芥川夫妻。母親の初体験相手にして同棲したかつての恋人。その妻 千香子は新郎の 筆下しの相手にして同棲したかつての恋人である。


恋愛バイブルと言える...だろう。

(1)処女は取り敢えずやっちまえば好きになってくれる。
例:高子&鉄朗 茉莉花&フランツ
(2)恋人と別れたらすかさずアタックすれば自分のモノになる。
例:高子&英麻呂 茉莉花&砌 フレイア&ヘンリー卿
(3)一途に想っていれば通じることもある。
例:チャーリー→ ジェニファー シンシア → フランツ
(4)出来すぎた仕掛けは上手く動かない。
砌と茉莉花を英国へ1年近くも出す事で 茉莉花の親等は 茉莉花・砌が出来る事を想定していたが砌は決して手を出すことは無かった。これも日本人的なメンタリティであろう。ここで手を出した場合と出さずに通した場合ではやはり評価は違う。
(5)思い付き的仕掛けは物事をなるように進める
ヘンリー卿の言動がなければフランツはアフリカへ行ってしまった。茉莉花と結ばれる事は無かったであろう。(あるとするなら今後もアフリカで茉莉花とフランツがヤル可能性があることになるが、高子と鉄朗がヤッていないようなので過去は過去と切り分ける血統?)
(6)初めて同士は上手く行かない...
(7)男性は先ず年上の女性に教えてもらう...
(番外)パートナーではなかったけど「夫婦で恋愛しているんじゃない」ってのが有りましたっけ
この台詞も含蓄がありますね。即ち恋愛の歯止めが無い訳で見てる方は溜まったモノではありません。 通常恋愛中はまだ独身同士か別の人と婚姻中かってことで歯止めがあった訳です。 とはいっても好き合って結婚したとなると夫婦になって暫くは恋愛も継続中でしょう。それが新婚さんをからかう理由ですね。
で その後この台詞の出所が判明しました。ゴロンのアンジェリクです。木原漫画でもおなじみですね。名香漫画にとっては原点の一つでしょう。多くの作品に影響を見ることができます。
SEXバイブルとは言えない理由
(1)砌もフランツも相手が初めてかどうか判る事になっているが...
こ れを両方とも信じる事は処女か非処女か男性は行為に及べば判るという事になる。これは誤解である。まず女性の道具自体がとても個人差が激しいのに処女膜が また個体差が大きいモノで非処女なら消滅しているような単純なモノではないからである。行為の最中の挙動にしても処女判別法がある訳ではない。話としての 解釈としては茉莉花は処女だった。フランツが破瓜した。フレイアは非処女だが処女を演じられた。砌を獲得する為である。というのはどうだろう。男性が相手 した女性が処女か否か判るとするのはやはり処女神話である。(判る場合がある事を否定する訳ではない)処女であるにも関わらず相手に処女であることが伝わ らなかった場合、以後に遺恨を残すことになりかねない。蛇足だが男性が初めてかどうかも女性には先ず判るまい。判るのは慣れてるかどうかと上手いか下手か ということ。
さらにどうでも良い事だが男性にとってSEXを完遂することはとても大変な事である。女性が股開いて転がれば出来る等と思ったら大間違い。うまく行かなくても喜んだりなじったりせず「また今度頑張ろうね」位ねぎらいましょうね。
(2)性行為についての描写が殆どない。
性 器を舐めたり触わったりする描写は欲しい。茉莉花にはオーディンのとフランツのとを比べた発言が欲しかった。そして砌。若い白人のチンチン、若くない白人 のチンチン、若い日本人のチンチンと見てる筈。砌からみれば中年日本女性の局部、若い白人の局部、若い日本人の局部と見てる。
(3)避妊に付いて全く触れていない。ゴムは使ってる?
フランツは自分で付けた?茉莉花との蜜 月を過ごす間どうしてる?避妊問題があって蜜月というシチュエーションとなればフェラ、口内発射、顔射あたりは不可欠だと思うのだが... フランツ、シンシアのように正常位だけって?それが不満で茉莉花に手出した筈。フランツ&茉莉花では子供を作る話題が2度あるから避妊を意識している事は 間違いない。もっとも作者は1981年FPのインタビューで避妊は男性がするものという大前提があるようだ。砌は千香子先生にそのあたりも教わった?酒に 酔った勢いで砌とヤッタ夜はどうしたか?砌がゴム持ってるとは思えないし千香子がゴム携帯つうのも。荻野式?にしてもパートナーではヤリまくり組みは誰も 妊娠しなかった。シンシア&フランツは一回でご懐妊。そういえばエメリヨンでも一回でご懐妊だっけ。脱線ついでにシャルトル公爵夫妻もアンリもアテネ−も 一発だった。しかもアンリの弟か妹を作ろうと2ヶ月励んだけど妊娠しなかったつうのがあった。俗に仲の良すぎる夫婦は妊娠しないとも言われるのと合致して るし。避妊については氷室冴子の小説でこんなのがあった。「女性の身体は神秘に満ちている。ゴムつけたって妊娠するときはする。そうするとその子は『キヌ ゴシ!』と呼ばれ、古来 ひ弱なもやしっ子と嫌われる」という内容の台詞をヒロインだかが言うの。(少女小説家は死なない)
(4)フランツは小屋で茉莉花を強姦する事を決心したが
前提として茉莉花は少なくともオーディンとはヤッてる筈で処女の筈ないから『いいぢゃん。減るもんぢゃないし一回くらい』という積もりだった。この事は処女だと思わせる事で性的攻撃から消極的な保護が期待出来る事を示す。


ダンスマンガと言えるか?

このマンガを読んで競技ダンスの存在を知りやってみようと考える人は居るだろうからその点ではダンスマンガと言える。競技ダンスの 言葉さえ知ればあとは調べる事も可能。しかし細かい内容になるとどうだろうか?マンガでは「プロテストに合格」で済まされてしまったプロダンサーになる手 続きとかテスト内容とか費用とか全く不明。プロダンサーが毎日30キロも走るようなトレーニングをしてる事は判るが衣装なんかの価格、パーティ等に呼ばれ た際のギャラとか実際的な情報は全く含まれていない。このマンガを片手にダンサーになるには力不足である。しかしあたしの場合ダンサーと言うと前衛舞踏の 踊り手が浮かんでしまう。踊り子ならストリッパー、類似の風俗店での演者。競技ダンスという言葉は知らなかった。
また砌&茉莉花以外のダンサーについては殆ど出てこない。千香子の教室にはプロダンサーは結構居たはずである。
将来
結局 遠縁にあたる砌と茉莉花にとって 見た目のバランスの良さは強力な武器。 しかもタッパも国際級である。 それぞれ毛唐とまぐわう事で毛唐のセンスも身を持って知った事は大変な武器。 所帯を持った事で両人共精神の2重構造も解消 世界チャンピオンもお手のものだろう。